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医療崩壊

このところ毎日のように新聞の一面に医療改革の話が出ているのを皆様お気づきでしょうか。

1)後期高齢者医療保険制度

2)総合診療医

3)小児科産婦人科の問題

4)医師確保法今国会で制定へ

などなど。僕は自分自身が一開業医でもあり、非常勤の病院勤務医でもあるので、これらのニュースにどうしても眼がいくが、多分多くの人は自分には関係ないことと思っているのではないでしょうか。だから上のようなことがどんなことを具体的に意味するのかイメージがつかめないじゃないかと思います。

今表面で報道されていることは、大きな変動の前触れで、このまま行くとあと5年もすると、病気になったときに病院へ行って、みなさん随分と驚くことになるようになります。

どんなことが起こるかって?

1)今入っている公的健康保険だけでは、満足な医療が受けられなくなるので、民間保険に入らなければならなくなる。一流病院に行くためには民間保険が必須になる。

2)公的健康保険だけだと、例えば胃癌になったとして手術が半年先と言われるかもしれない。勿論高額の民間保険に入っていて、公的健康保険を使わなければ、手術は今と同じようにすぐ受けられるかもしれない。

3)今は風邪で病院や診療所に行くのが普通だけれど、風邪くらいでは病院にも診療所にもかかれなくなるかもしれない。

4) そもそも病院の数がずっと減ってしまって、身近には少数の大きな病院しか残っていないかもしれない。

要するに、今と同じように気軽に検査を受けたり、診察を受けたりすることが出来なくなっているかもしれない。

上に書いたようなことは、今のアメリカの現状で、気軽に病院に行ける日本のような国は世界にほとんどないことをみなさんご存知でしたか。
どうしてそんなことになるかもしれないのでしょう。

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